2011-01-01から1年間の記事一覧

「Searchlight girl with satellite(最終兵器の意)」・・・君の願いは?

Searchlight girl 灯台になれない Searchlight girl 銃はいらない Searchlight girl 患う夢は Searchlight girl 冷たい手をして Searchlight girl つめたくわらう Searchlight girl カライロノソラ えぐったその手で掴もうとする えぐったその手で撫でようと…

360°ラウンドスクロール  「煙・血・夕暮れ・サーベル」

変なの。雪が降ってる。今も悲しみの連鎖が続いていてね、さんさんと見えない涙が積もっていってるのにね。 変なの、私あなたと生きようと思ってる。 健康な子供産んで空の上までも領地にしようなんて企む夢を見たの。けっこう前の話ね。 そういうのぜんぶだ…

I know you (You know all of me)

一羽の鳥がいつも通りの冷静さでまた飛行を始めました。 霧の雨がさらさらと降りそそぎ、水分を含んだ羽は多少重さを増していきますが、そんなことはおかまいなしです。この鳥はある一点で他の鳥達よりずっと軽く、ずっと遠くへ飛べるというスキルを持ってい…

王子様のビール

どうも、こんにちは。魔女です。あ、この暗さだったら「こんばんは」ね。失礼いたしました。目を見て話せればきっと瞳の中のハートマークが見てもらえるのでしょうけど、ちょっと、どういうつもり?生中継じゃないの?こんなんじゃあ全然だめじゃない!ああ…

言い訳・最後のナースコール

おいおいおい・・・。お前なあ、いい加減にするって言ったろ? なんでちゃっかり人をこんなとこまで呼びつけてるんだよ。 何を勘違いしてんのかわかんないけどさ、お前に割り振られた時間はもう使い切ったんだって。わかる?これ時間外労働。 ったく、なんで…

未タイトル

I'm river. 霧の夜の月にも、 乳白色の月にも、 見えない夜の月にも、 見守られながらながるる川ほとりを歩くあなた 戸惑い積んだ足の甲 I'm river. 船が渡れば波間に揺れ 雨が降れば濁りを増し あなたの姿の映らなくなった場所から清さが削がれていく 足並…

薔薇と暗号(It is not a dream)

[ある月の晩、黙って泣いている女の子がいたもんだから、とある銀河から彼女のことをよく知る優秀なドクターが派遣されたんだって。そいつは言葉には品性が無いしその上ころころ変わるし、困ったような笑い顔が乳幼児以外全ての人類にウケないへんちくりん…

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信じてくれるの?信じてくれたのね。笑ってくれるの?笑ってくれたよね。許してくれるの?許さなくていいよ。愛してくれるの? .

澄んだまま割れる(さよなら)

淀んだ水を飲みそうになったって、ぎりぎりでちゃんと思い出してきた賢い私なら。今更何も怖がらなくていい。浮かんだのはちゃんと、出会う前からずっとずっとあなた。泣いた夜もちゃんと見てた。 暗闇ばかり見えてしまう夜も本当はちゃんと見えてた。 私が…

どんな気分?

「逃げ出したいの?」ううん、歩きたいの。「どんな気分?」淋しいよ。「どんな気分?返事の来るはずのない手紙を書き続けるのは。」返事ならもらってるの。風に乗るのよ。「伝書鳩?」ううん。瞳の力。「それってなにも起こってないってこと?」…そうかもね…

感傷:聖なる約束と愚かな計画

ずっとずっとクリスマスイヴの子供みたいに。 ずっとずっと初デートの待ち合わせに早く着いちゃった男の子みたいに。 ずっとずっと教会の完成を待つ広場の噴水みたいに。 ずっとずっと遥か命の源の、海まで流れる笹船みたいに。 とほうもなく広がる光に塗れ…

実験・再生・浄化

私は元気だよ ちょっとだけ卑怯なこと考えたり ちょっとだけ強がったり ちょっとだけ自意識過剰になったり ちょっとずつ幸福を噛み砕きながら やっぱり美しいものばかりうつるこの目は爛々としたままで 元気でいるよ 例えばあなたが夜明けを見たなら 何を思…

二人のためにあったんじゃないか

すごい 私はわかるぞ あなたの温度がわかったぞ おいおい君たちみたいな鈍いやつらにはとうていわからないかも知れないが 私はわかったぞ 言葉にしたら溶けて消えちゃうかもしれないから 説明したげることはできないけどさ わかったんだぞ 見つめあって、話…

おい待ちたまえそこの君

私は歩いていた。 歩いていたはずだった。 ある月の夜、心をバンジージャンプさせるがごとく処刑台にかけられたりやわらかい布団に寝かしつけられたりしたおかしな月の夜、勇んで一歩を踏み出したのだ。 さてはて、あれ、ところで私は今どこにいるんだい。 …

無題

“僕はきみのことを知っている。”繰り返される空想のフレーズが 視界を遮るから そこに行かなくちゃ。って思う そこにいくよ。そこにいくよ。いつだって向かうから。 プリミティブで単純な魔法。思考の力を信じれば誰だって使える魔法。いつもいつもずーっと…

滲んだ月の夜に

何を聴いても泣きそうになる 愛についての物語はそれが心から語られたものならば何一つ他人事ではないのだ きみが人を愛するのなら。そんな風に、思うから いつだって泣きそうになる 滲んだ月の夜、あなたは誰を想う? 鉄塔の袂で、あなたは誰を想う? 青信…

ごめんなさい約束するから

なんだか本当に落ち着かないからいつもの私みたいにしてみるいつも私はくだらない自分の話を延々と書く 主語はいつもはっきりさせない わからせるつもりがあんまりないから そういう独りよがりなストレス発散を 私はいつもする 外は晴れていて 私が好きだと…

ふと泣きそうになるようなこと

びっくりした。 ちょっと前の私が、今の私の気持ちを予言してたようで。だけど気付いた。 そうか、私は随分この気持ちのままなのか。 変わる様子もないなあ。 変わらなくていいや、と思う。 変わらないまま死んでやるよ、と思う。 たまに思う。 一緒に生きら…

気にしないでいい話

こんばんは。 1月も明日で終わり、そろそろいろいろなことが終わって、そして始まる準備をしています。 学校ももう最後の授業とテストが終わって、三月まで行かない時期になりました。 新しく住むお部屋も決まりました! お部屋探しの時期嫌な思いをたくさ…

【戯言】寒い日

未来に怯えてはいけないなんてわかってるはずなのに、まわりを見るたび怖くなる。 今事故や地震が起きるかも、今ミサイルがふってくるかも、今世界が終わるかも、そばにいられない今が1番怖い 。届かない距離が恐ろしい。 その向こうにある心がこっちに気付…

Beautiful morning with you

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 空港から見た夜明けは、金星とチェシャー猫の口みたいな月が見守る中で、ショーのワンシーンみたいに鮮やかに。 曲がりくねった飛行機雲と太陽の前を堂々と横切る飛行機の、無機質なのに美し…